最近のスウェーデンではコロナパンデミーも少し穏やかになってきてはいますが、まだ気を抜けない状況の今日この頃…。
それでも、市民生活は少しずつ以前の暮らしに戻ってきているようです。
そのスウェーデンの暮らしの中でも欠かせないものは、このサイトでもお伝えしましたが、「フィーカ」です。
単にコーヒーを飲む…ということではなく、自分のひと時を過ごしたり家族や友人と和んだり、仕事の間の一息やデートなど、1日の暮らしの中で「フィーカ」は欠かせません。
そして、フィーカといえば、コーヒーと一緒に…時にはオープンサンドなども食べますが、やはりお菓子やクッキーなどがなければ「何か」が足りません。
まさに、「◯◯のないコーヒーなんて…」…という感じですね…。
そして今、ストックホルムの中でこのフィーカ文化に花を添えているのが、ここでご紹介する「愛・ヴェントゥラ(Ventura)さん」です。
⚫︎スウェーデンと日本をつなげるパティシエ
この「スウェーデンと日本の架け橋」編は第2回目ですが、今回ご紹介する愛さんは、日本にスウェーデンを紹介するだけにとどまらず、スウェーデンと日本に跨ってそれぞれの良さを探求しながら、スウェーデンが誇る「フィーカ文化」に貢献されています。
早速、愛さんにいろいろお聞きしました!
⚫︎スウェーデン在住はいつから、どんなきっかけで?
2013年に夫がストックホルムの企業に転職したことに伴い、二人でスウェーデンに移住しました。
⚫︎簡単な略歴を教えていただけますか?
1984年生まれで、東京都出身です。
2004年頃からお菓子の仕事を始めました。
レストランにお菓子を卸しながら製菓学校に通い、和洋菓子、パンの製造を学び、製菓衛生師免許を取得して、都内パティスリーに勤務した後、2009年に小さな菓子店を開店しました。
その後、2013年にストックホルムに渡り、東アジア博物館や多数のレストランで、これまでスウェーデンになかった日本のお菓子を販売するポップアップイベントを開催し、それが…毎回大行列ができるほど人気となって、4時間で1000個の菓子を販売する記録を作りました。
その後は、2019年にスウェーデンの大手出版社Natur&Kulturから日本のお菓子のレシピ本「Japanska bakverk」を出版して…翌年の2020年には、現在でも人気レストラン「TAK Stockholm」にて開催している、ジャパニーズアフタヌーンティーイベントが好評です。
また、現在は2021年春に出版予定の2冊目のレシピ本「Baka Kawaii」を製作中です。
また2019年末より、YouTubeで日本の視聴者に向けてスウェーデンの暮らしとお菓子を紹介するVlogチャンネル「Bon Aibon スウェーデン暮らしのレシピ」を運営し人気を集め、日本の家庭でスウェーデン菓子が気軽に作れるベーキングミックス「北欧FIKAキット」も監修販売しています。
⚫︎お住まいと、ご家族について
ストックホルム郊外のHagsätra (ハーグセートラ)に、アメリカ人の夫と5歳と2歳の娘たちと4人家族で暮らしています。
⚫︎現在のお仕事やご自分の関心ごと、日本に伝えたい分野について
今現在は、来年発売される2冊目のレシピ本の執筆や撮影に取り組んでおります。
また12月には、夏に大好評をいただいたレストランでのジャパニーズアフタヌーンティーを再び開始するので、その企画も進めています。
またYouTubeチャンネル「Bon Aibon、スウェーデン暮らしのレシピ」ではスウェーデンの季節の流れに沿った自然と寄り添った暮らし、子育て、働き方、また「フィーカ(Fika)」の文化やスウェーデン菓子やそのレシピについて日本の皆さんに向けて発信しています。
⚫︎ご自分に関して、紹介して良いリンク、SNS、HPなど
スウェーデンの暮らしを紹介(日本語)
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCXzXtT_0BgDaLwVvUizKntg/
Instagram https://www.instagram.com/aibonventura/
スウェーデンでの仕事アカウント(主にスウェーデン語)
Facebook https://www.facebook.com/BonAibon.JapaneseSweets/
Instagram https://www.instagram.com/bon_aibon/
Web site https://www.bon-aibon-sweets.com/
⚫︎その他、日本とスウェーデンの交流やご自分の抱負などについてなど
スウェーデンには日本の繊細で美味しい日本のお菓子を広め、また日本にはスウェーデンの豊かな暮らしとFika文化を広める、甘い架け橋をかけたいです。
(ここで、愛さんがYouTubeに掲載している動画の一つをご紹介します)
YouTubeでの閲覧は、下のリンクからご覧ください
⚫︎愛・ヴェントゥラさん、ありがとうございました!