日本とスウェーデンの、出産・育児を取り巻く社会ネットワークの違い!

社会と文化

最近日本では、子どもを家に残して家を出て遊びまくり、子どもが死亡するという事件がいくつも起きていますね。

今年の6月には、東京都大田区蒲田のマンション一室で3歳の女児が死亡したそうですけど、母親は3歳の娘を自宅に閉じ込め、何日間も家を開けて恋人のもとへ行っていたそうです。

他の地域でもいくつか似たような事件があって、母親は保護責任者遺棄致死容疑で逮捕されたということですが…

何でこういうことが起きるのか…コロナ鬱とかの影響があるのか…?
母親のことはニュースになるけど、父親はどうしていたのか…?

いろいろ疑問が起きますが、今日(9月21日)のWEBニュースには、そんな状況に関して、スウエーデンと日本を比べた記事がありました。

単なる「シングルマザー」の問題ではなく、社会的な対応をも比較した記事ですので、ご紹介したいと思います。

紙面の関係や掲載上の問題もあるので抜粋のみにして、記事のリンクを貼りますので、掲載の誌面でご覧ください。

記事の抜粋からご紹介します。

2020年6月、東京都大田区蒲田のマンション一室で3歳の女児が死亡した。
同居する父親はおらず、母親は3歳の娘を自宅に閉じ込め、何日間も家を開けて恋人のもとへ行っていたという。
ネグレクトは常態化していたと見られ、母親は保護責任者遺棄致死容疑で逮捕されている。

その後の報道で、この母親は幼い頃に母から日常的な暴力を受けていたこともわかった。
小学2年生の時、彼女への暴行などで両親は逮捕され、以降、児童養護施設で育っているという。
また、母親は警察から任意の事情聴取を受けて身柄を解放された直後に自殺を図っていたことも報じられている。

この悲惨な事件に、筆者はとても腹が立っている。
なぜ、何度も同じような事件が起こるのか。
もうすでにこの社会で母親ひとりでの育児が不可能なことは、さまざまな悲しい事件からわかっているはずではないか。

また、どうしていつも報道は父親について触れないのかも大きな疑問である。
子どもは一人で作れるわけではない。
一方で7月、性暴力被害を受けて妊娠した場合でも、人工妊娠中絶手術を受けるにあたって医療機関から加害者の同意を求められることが話題になったことも、記憶に新しい。
妊娠・出産をめぐる社会の歪みがそこにあるのではないか。

「シングルマザーの悲劇などといって、彼女たちを叩くのは簡単です。でもその背後には、ものすごくたくさんの問題があると思うんですよ」

と語るのは、大阪大学言語文化研究科の高橋美恵子氏だ。

母親が、産んだ子どもを死なせてしまう……環境や理由はさまざまだが、これまでも同じようなことが何度もあった。
これは個人の問題ではなく、社会の問題なのだ。

高橋氏は福祉大国であるスウェーデンの家族政策に詳しい。
そこでスウェーデンではどのような施策が行われているのか、具体的に話を聞いた。

高橋美恵子(たかはし・みえこ)
大阪大学大学院 言語文化研究科 教授。ストックホルム大学大学院 社会学研究科修了(Ph.D.)。スウェーデン社会、家族政策、ジェンダー平等、ワーク・ライフ・バランスなどに詳しい。

以上、記事からの抜粋です。
続きは、以下のリンクからご覧ください。

掲載:WEZZYウェジー 現代を思案する正解のないWEBマガジン
掲載日:2020.09.21
https://wezz-y.com/archives/80963

記事執筆:和久井香菜子氏

編集・ライター。70年代少女マンガを読んで育ち、フェミニズムの洗脳を受ける。著書に『少女マンガで読み解く乙女心のツボ』(カンゼン)、日本初のバリアフリーグルメガイド『首都圏バリアフリーなグルメガイド』(交通新聞社)企画・編集がある。視覚障害者による文字起こし事業、合同会社ブラインドライターズ代表。合同会社ブラインドライターズ

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以上です。

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