スウェーデンハンドセラピー協会の発足!

スウェーデンハンドセラピー

このサイトでは、スウェーデン発祥のハンドセラピーである「スウェーデンハンドセラピー」について、スウェーデンや日本においての様々な解説や情報をお伝えしていますが…

8月1日に、「スウェーデンハンドセラピー協会」が発足しました。

その経過を端的に説明すると…

元来スウェーデンでタクティールマッサージとして、主に障害者福祉や高齢者の医療・福祉で普及されていたものが、2005年にタクティールケアとして日本に導入されたのが始まりです。

タクティールケアは、現在も「日本スウェーデン福祉研究所」によって運営され活動を続けていますが、

その後業界でのいろいろな動きの中で、「スウェーデン・クオリティケア」は、新たに設立された「一般社団法人ハプティックセラピー協会」のハプティックセラピーを継続し、

またその後、ハプティックセラピー協会は「一般社団法人スウェーデンハンドセラピー協会」と改称して、スウェーデンハンドセラピーとして独自に活動してきました。

いろいろ複雑な動きですが、

つまり、日本ではタクティールケア、ハプティックセラピーと、スウェーデンハンドセラピーの三つの流れがありますが、基本的にはそれらの手法も考え方も同じものです。

ただ、日本ではそれぞれが登録商標を持っているために、同じ名称を使うことが出来ないという現実があるのと、また、それぞれ別の組織で運用されているために、時間の経過で手法にそれぞれ若干の違いが出てくるというのも当然あるかもしれません。

いずれにしても、その後「一般社団法人スウェーデンハンドセラピー協会」は、種々の事情により2015年を境に活動も減少して、法人は2019年12月に解散となりました。

しかし、2013年に始まった「ハプティックセラピー協会」以来受け継がれたインストラクターや会員はそのままになっているために、その活動を継続していこうということで有志が集まり、新たに「スウェーデンハンドセラピー協会」を立ち上げる計画を進めてきました。

計画自体は3月に始まりましたが、折しも、3月には新型コロナウイルスの感染が拡大し始め、計画自体も予定が立たずに停滞していました。

現在はまた、感染も第二波によってさらに拡大して、各地で連日感染者が数過去最多を記録するという状況ですが、

「3密」を避けソーシャルディスタンスを守らなければならないという対応の中…

人と人のコミュニケーションも、オフラインではなくオンラインコミュニケーションが主流となりつつあるという、「人とのふれあい」という基本的なコミュニケーションのあり方も変わってきている時代になりつつあります。

しかし、それでもやっぱり人は「ふれあい」を求めて集い、語らい、気持ちを伝え合っていきたいと思うものですし、

「接触を避ける」ことを長く続けていると、余計に人とのふれあいが渇望されるという現実もあります。

そのためもあって、「今は無理だから何も出来ない・しない」のではなく、「今できることをする」ということ、また「危機を好機」と捉え「クライスをチャンスに変える」というものをモットーにして…

8月1日をもって、スウェーデンハンドセラピー協会がスタートすることになりました。

当然、活動としての講座やデモ体験などはまだ出来ませんが、賛同する会員を集い、様々な形で情報を伝え、コミュニケーションを深めていくことで、やがて来るであろうコロナ禍の収束後に向けて活動を開始するということです。

スウェーデンハンドセラピー協会のホームページには講座や会員などのご案内などがありますので、下記からご覧になってください。

スウェーデンハンドセラピー協会、ホームページ
https://swedenhandtherapy.com/

これまで、北欧福祉研究所はスウェーデンハンドセラピーに関する情報をお伝えしてきましたし、またスウェーデンの風土や考え方が反映されているハンドセラピーの普及に少なからず関与してきた立場からも、再発足した「スウェーデンハンドセラピー協会」の活動にエールを送ると共に、お互い連携を深めていきたいと思います。

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