(写真:スウェーデンハンディキャップ協会 The Swedish Handicap Instituteのレポートより)
高齢者の方の歩行補助具というと、みなさんは何を思い浮かべますか?
杖、傘(傘を杖代わりにしている人も見かけます)、小さくて軽い歩行器、といったところでしょうか。
小さくて軽い歩行器は、バスや電車に載せる時は持ち上げやすいというメリットがありますが、逆に転びやすいという面もあります。
日本では、歩行器を使っている人自体、見かけることはそんなに多くありませんが、スウェーデンではたくさんの高齢者が使用しています。
2000年に行われたスウェーデンのHjalpmedelsinstitutetの調査では、30万人もの人が4輪歩行器(ウォーカー)を使用しているというデータがあります。
2000年当時のスウェーデンの高齢者数は約153万人なので、30万人というと19.5%になり、約5人に1人の高齢者がウォーカーを使用しているという計算になります。
どうして、なぜ、こんなにウォーカーを使用しているのでしょうか。
その秘密を探っていきましょう!
その2に続く